弊社が望む表彰記念品とは、それは、記念品と言うものはさしあげる方も、頂いた方も、どちらも満足する物を選ぶべきであるという事です。表彰記念品、特に美術記念品という物を取り扱っている業者と致しまして、表彰と美術品を取り持つ事で記念品を華やかなもの、付加価値のあるものにしていければと思っております。
時計やブランド品を贈呈する事も、もちろん表彰記念品としては良く見られる光景です。
しかし、太古の昔から続く栄誉・功労・評価の証としてのメダルや表彰楯など記念品は、本来、お金の価値には変えられない物だったはずです。しかし、残念ながらこの数十年で、現代社会はすべて物事をお金の価値で計ろうとする傾向にあります。幾らの物だから価値があり、または名前が有名な商品だから将来価値が出て喜ばしい、など。実は美術品自体が表彰というもの以前にそういった境遇の中にあります。
はたして、こういった表彰をする意味があるのでしょうか。
「ある。」という声が多く聞こえてきそうですが、こんな時代だからこそ弊社の考えを述べておきます。
省庁が行うものから民間の行事まで、もちろんすべてとは言えませんが、表彰記念品として本当に形式上の物のみで構わなくなってきています。記念品を選ぶ方も自分が貰う物ではないので簡単に決めてしまっているのが現状です。これは悲しむべき事です。
たしかに予算に合った表彰記念品を選定する場合、このような判断になってしまうのかもしれません。それに、たくさんの意見を聞いていたら決まらない。既製品の記念品なら簡単に決められるという利点があるのかもしれません。しかし、適材適物とでも言いましょうか、授与する方がすこし努力をすれば必ずその分だけでもその表彰記念品を喜んで大事に思って頂けるはずです。それには当然オリジナルという言葉がキーワードになります。
授賞式などがある場合には、華やかな演出と共に見栄えの良い表彰記念品が必要ですし、何より付加価値が付いたものをもらう事で、その授賞に対する重さが感じられるはずです。
では、企業の優秀社員表彰や社長賞などの時はどうでしょうか。
勤続記念や功労表彰などの企業の表彰事業でも最近では表彰状に金一封だけ、という形でお金だけで済まされる傾向にあるのが現状です。
長い目で考えてみてください。お金は貰ったら嬉しいですが後には何も形として残りません。家にそのお金を持って帰っても喜ぶのは一瞬で一ヵ月、一年後には忘れられてしまいます。これだとまだブランド品の時計やバッグなどの方がずっとましです。しかしこのような物も、その時代に合った物でなければ基本的に使用できませんし、箪笥の中にしまわれてしまうのがオチです。
しかし、これが付加価値がある記念品であったならばどうでしょうか。父親や母親が一生懸命働いている証にもなりますし、家族の誇りとなることでしょう。いつの日か孫がそれを見た時には、一生懸命働いて立派な人だったことを確認する事さえ出来るのです。
こういった事からも、たかが記念品、されど記念品という事が言えるのではないでしょうか。
表彰記念品を通し皆様の心を豊かにするお手伝いをさせて頂きます。
こだわりを持ったお客様のお役に立てるように日々研究して参ります。
皆様のお力になれれば幸いです。