詳細打ち合わせ

詳細打合せ(デザイン画作成)及びスケジュールの調整、配置・仕様・注意事項の確認

はじめに、電気鋳造で製作するレリーフが、どのような用途で必要なのか、詳細をお伺いさせて頂きます。
その記念品の内容、数量、寸法など企画段階までのお話を基に、デザイン画を作成します。
クライアント様からのデザイン画が既にある場合や、プレ原型の写真などがある場合は、それを眼で確認させて頂いてからお見積りになります。

もともとある程度の大きさが想定されていても、形状や、鋳造の際のポイント、仕上げの複雑さなどが推定できないと、概算でもお見積りを出すことが出来ません。
数量に関しては1ヶ製作の時と5ヶの時は、当然お値段が変わってきます。

しかし、これも形状や仕上げの手間などにより、また、短納期などによって、逆に高くなる場合などもございます。
スケジュールの調整、配置・仕様・注意事項の確認などの詳細が確定し、売買契約を結びましたら、デザイン画を基にいよいよ鋳造作業に取り掛かります。

原型制作

レリーフ製作粘土原型レリーフ彫刻デザインと照らし合わせ調整

最終商品をどの様なものにするかによって、制作方法が異なります。

例えば、
木を彫る、つまり彫刻刀で木を削って制作する場合。
金属に鏨(たがね)で彫金する場合。
金属の板を金槌で叩き、形成する技法である鍛金の場合。
または、この写真の様に粘土で作り上げる塑像の場合。

原型を造る上で一番大切な事は、用途としての目的がどこにあるのか。
何をポイントに制作するのかを含めた、何らかのメッセージが必要になってくる事が多々あります。

例)粘土で原型制作した場合

1 レリーフ製作 デザインに沿った粘土原型 制作スタート
 
2 粘土原型 塑像
 
3 粘土原型 レリーフ彫刻
 
4 粘土原型 中間点
 
5 粘土原型 デザインと照らし合わせ調整
 
6 粘土原型 最終形

鋳造作業

石膏で型取り石膏原型を製作銅製 電気鋳造

原型が出来上がったら、鋳造作業に適した第一歩の型作りが必要となります。
通常、粘土や木彫の原型では、石膏型やシリコン型に置き換えます。
型取りをして、いよいよ鋳造作業に取り掛かります。
金属原型の場合は、通電性がありますので、そのまま原型を型として利用します。

例)粘土原型の場合

7 石膏で型取り
 
8 その型を利用して石膏原型を製作 (表面や細かい部分の修正)
 
9 石膏原型からシリコン型を取る(この工程が要らない場合もあります)
 
10 石膏原型最終形→シリコン型
 
11 シリコン型を使用して
(表面を金属パウダーで加工。
疑似金属を作る)銅製 電気鋳造スタート
 
12 銅めっきが雪のように積もって厚みが
出来てくる(電気鋳造2日目)
 
13 レリーフとして十分な厚みが出来る
(電気鋳造3日目)

仕上げ・加工作業

表面処理表面仕上げ銀めっき仕上げ

仕上げや途中の加工作業は、商品や作品の最終的なイメージ、そして予算などにもよって、様々な工程が考えられます。
色の加工に関しては、この画面の一番上部にあります、レリーフの色見本の様に、金属の表面を化学変化させることによって様々な色に仕上げることが出来ます。
それぞれ目的に適した加工をして、作品に合った色仕上げをする事が大切な事です。
美しさを表現する為に、総合的に考える事は、とても重要なポイントとなります。

例)銅製の電気鋳造作品をめっきする場合

14 型から金属部分を剥がし、表面処理。銅製レリーフが完成。
 
15 鋳造の際に出来たレリーフの余計な金属部分を
切廻し・ヤスリを掛け・表面仕上げをして
最終的な形に近づける。
 
16 銅製レリーフを銀めっき仕上げにする。

レリーフ部分及び銘板の取り付け指示

商品・作品と取り付ける額や楯板の寸法、色合い、形状。
そして、プレートなどを付ける場合などは、ある程度考慮して、バランスや格調を考え、一つ一つ丁寧に、レリーフを額や板に取り付けていきます。
その際には、受け取られる方、表彰の場合などは受賞される方の安全も考慮して、取り付け作業をしていきます。

例)電気鋳造レリーフを板や額に取り付ける場合

17 表面をいぶした銀めっきレリーフを板に取付け
 
18 最後にプレートや裏側のスタンドを取り付ける。
 
19 電気鋳造レリーフ楯 完成

使用される板や額など(弊社では、無垢の板や高級な天然木にこだわり使用しています。)

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4つの想い

付加価値が付いた記念品は、授賞に対する重さが感じられるはず。表彰、芸術に対する弊社の想いを掲載しています。

製作風景(電気鋳造)

企画・デザインから製造、装丁まで、お客さまのご希望のものが形になるまでの一連の流れについて説明しています。

ギャラリー

オリジナル表彰盾やトロフィー、ブロンズ像、表彰記念品など、弊社自慢の納品実績を掲載しております。

事業内容

弊社では、一点一点真心を込めてレリーフ額や表彰楯、胸像や肖像レリーフなどの彫刻作品を製作しております。