芸術品への想い

芸術は人生の必生無駄

古来より日本には造形物のひとつに「土偶」と呼ばれている彫刻があります。それらは1万年前とも言われています。また世界では、「ヴィレンドルフのヴィーナス」と呼ばれる約3万年前の石の彫刻(小像)もあります。
土偶をはじまりとする彫刻や、その後の装飾品、また仏像や建築装飾などは、時代とともにニーズも変わり、文化の中の一つの大きなポジションを担ってきています。
それらは芸術品であるのでしょうか。

「芸術」という言葉は、抽象的な言葉であって、実際は何が芸術であるのかは理解されていないのが現実です。

「芸術は人生の必生無駄」

弊社はこの言葉に共鳴し、人生の必要無駄の追及を行っております。
生きること自体、衣・食・住、これに加え精神的な安らぎ、安全、ぬくもりなど。
すべてが芸術につながっているように感じますし、実際、どれをとってもシンクロしています。

人間というのは、芸術文化に期待しているのではないかとさえ、思ってしまいます。
特に、今日のIT情報化の中では、人の手によって生み出される美や芸術文化は、欠く事のできない存在となっております。
現実的な話として、今はまだ、気が付いていない人が多い様に思いますが...。

芸術にしかないパワー、効能を伝えるために

衣食住が整っていれば人はそれなりに生きられます。しかし、精神的安定や豊かさとなると、身を着飾ったり、贅沢な食べ物を好むようになり、中には住まいを豪華にしてみたり。
そして、その延長として音楽や、絵画彫刻、食器などにも、いわゆるアートやデザインの香りがするものを求めたりします。

上でも述べましたが「芸術は人生の必要無駄」なのでしょう。
彫刻家 佐藤忠良先生が生前おっしゃっていたお言葉です。
芸術が無くても生活するには何にも困らないし、不便もない。
しかし、感動させたり気持ちを落ち着かせたり、それによって気分が高揚し楽しんだり、さまざまな効能があるのも事実です。
その中には、他にも「やさしさ」「豊かさ」「愛しさ」など、いくつかのキーワードになる想いが含まれるのです。

例えば、仏像がなぜこれまで大切にされてきたのか、慈悲や愛といった想いが伝わるからでしょう。
もちろん、世界中の美術品の中には、そういった目的ではないものもありますが、歴史上残ってきた美術品や工芸品には、やはり芸術性が高いものがほとんどです。

自然界には素晴らしいパワーを持った岩や木、風景があります。
そういったものは、人がどんなに真似しても造る事ができるものでは決してありません。
でも、1つの本物のリンゴと絵画の中で描かれた芸術の域に達したリンゴの絵を比べた時、そこに存在感や美しさ、香りさえ想像でき、対等に比較できる作品もあるものです。

音楽を例にとると、教会で演奏会などがありバッハの曲を聴いたときなどは、演奏家にもよりますが、まさに天と地の中間にある音のように聞こえる時があります。

弊社が取り扱う美術、彫刻という分野でも同じことが感じられるときがあります。
人の形や造形物の表現は様々なのですが、存在することの中に大きな精神的な強さや、構成上の美しさ、優しさ、そんなものを感じるときがあります。

芸術を謳い、お客さまの高い期待に応えつづけます。

残念ながら、人間は楽しい時には、あまりこの芸術性を感じないのかもしれません。
逆に苦しい時や悩んでいる時は、その芸術に気付いたり、感動したり、また触れたりするだけで、元気を取り戻せたり、やる気がみなぎり、優しい心に戻れることも多いはずです。

古代から人間は、願いや想い、また祈りの形として造形物を作っていたはずです。
まだ、芸術分野の「美術・彫刻」と呼ばれるようになるずっと前から。
表現方法は色々とあっても、内にある「想い」は、古代も現代も変わっていないのではないでしょうか。

 人の心を満足させる、人の心を癒す、人の心に刺激を与える、人に安心感や微笑み、勇気、安らぎを与える。
これら諸々の感情を作り出す事が出来るのが、芸術品なのではないでしょうか。

「芸術の域に達する」

という言葉があるように、それは高いレベルを意味します。
弊社は芸術を謳っているからこそ、お客様方からの期待はそのレベルを求められています。

アーティストの方々の作品を、より芸術性の高い作品に鋳造すること。
クライアント様の表彰記念品を作品、そして「芸術品」として商品にしていくこと。

これからも芸術を追求していきます。

You Tubeで「日本金属工芸研究所の想い」動画をご覧いただけます。
http://youtu.be/rzICYudbYNo
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4つの想い

付加価値が付いた記念品は、授賞に対する重さが感じられるはず。表彰、芸術に対する弊社の想いを掲載しています。

製作風景(電気鋳造)

企画・デザインから製造、装丁まで、お客さまのご希望のものが形になるまでの一連の流れについて説明しています。

ギャラリー

オリジナル表彰盾やトロフィー、ブロンズ像、表彰記念品など、弊社自慢の納品実績を掲載しております。

事業内容

弊社では、一点一点真心を込めてレリーフ額や表彰楯、胸像や肖像レリーフなどの彫刻作品を製作しております。