表彰盾と表彰楯について考える 2023
企業の周年事業など、表彰記念品の製造が増えてくるこの季節、表彰盾と表彰楯について今年も考えてみました。
お客様からよく質問される表彰楯と表彰盾の違いです。
表彰楯(ひょうしょうたて)と表彰盾(ひょうしょうたて)は、いずれも優れた成績や功績を称えるために授与される装飾品ですが、すこしの違いがあります。
形状とデザインについては表彰「楯」は、一般的に平らな楕円形や長方形の板状の形状を持ち、表面に文字やイラスト、エンブレムなどが刻まれています。
それに対して、表彰「盾」は通常、丸い形状をしており、中央にエンブレムや紋章、文字などがデザインされています。
楯は平らで垂直に授与される場合が一般的ですが、盾は壁や台座に掛けられることが多いです。
あくまでもこれらは一般的な解釈であり、日本金属工芸研究所では違った見方をすることもあります。
材質と装飾については、表彰「楯」は一般的に木材やアクリルなどのプラスチック素材で作られることが多く、表面に金属プレートやエンブレムなどが取り付けられます。
それに対して、表彰「盾」は金属(真鍮や銅、ブロンズなど)で作られ、弊社の場合ではエンブレムや文字は彫刻やエッチングなどの技法で表現されるケースが多々あります。
盾にはしばしば、金メッキや銀メッキ、ブロンズメッキなどの装飾が施されることもあります。
表彰「楯」は一般的にスポーツ大会やビジネスイベント、学校行事などの幅広い場面で使用されています。
それに対して、表彰「盾」も同じような用途で使用されることがほとんどであり、それに加えて主にスポーツ競技や軍事関連のイベントで使用されることが多く、
特に個人やチームの優勝や栄誉を讃える際に用いられることが多いです。
表彰楯と表彰盾は、異なる形状・材質・使用目的を持つ表彰記念品であり、装飾品とも言えます。
ただし、弊社では何度もお伝えしているように「楯」と「盾」には明らかな違いはなく、その対象者によって「表彰楯」と「表彰盾」という言葉の使用が異なります。
つまり楯と盾の違いに関しては、その記念品業者によって解釈が違うといえます。