日本金属工芸研究所・活動ブログ

表彰盾なのか表彰楯なのか タテについて考える2015

表彰盾なのか表彰楯なのか・・・

毎年毎年、お客様から一番多く質問を受けるのがこれです。

 

何度か他のブログでも書いたことがあるのですが、

 

「盾と楯」 表彰盾なのか表彰楯なのか?

 

とりあえず文字の使用ルールは、記念品業界にありません・・・たぶん。

 

弊社は、どの組合にも所属しておりませんので、他社様の意見はまだ聞いておりませんが。

 

昨年も統計を取ってみると、

 

一般的に「表彰タテ」というと「表彰盾」と記載する事が多いようです。

 

実際、弊社のお客様からの注文書を見ると「表彰盾 5ヶ」などと記載されております。

 

でも世の中の表彰タテは、ほとんどが「表彰楯」に属するものだと私どもは思っています。

 

盾と楯の違いはなにか。

 

この辺からは毎度同じことの説明の繰り返しになってしまいますが、

 

そもそも盾とは、盾と矛の盾。

 

よって、板自体がその形状になっているワッペン(国の紋章などに使用される形状)や赤門盾などは「表彰盾」と呼べるはずです。

 東京商船大学ワッペン.JPG

 

それに対して楯は、漢字の木編から分かるように表彰アイテムを取り付ける木製の板状のものの事一般を指します。

 DSCN8598.jpg

アイテムとは、レリーフやプレートなどです。

それが付いているのが表彰楯だと。

 

弊社ではそのように解釈しています。

 

一般的な表彰楯

 

ですが、表彰盾と呼んでも良いものも中にはあるので、あえて楯ではなく盾を使用している場合もあります。

 

あまり気にせず、あいまいに使うのも、日本らしくて良いかもしれませんね。

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