メダルとは 〜記念メダル〜
メダルには記念メダルとアートメダルがあります。
オリンピックなどの競技や授賞式が絡んだりする行事、これらの場面で栄誉を称える時に使用するメダルが記念メダルとされています。
既にギリシャローマ時代には戦争時などの勲章としてメダルを戦士に与え、戦意欲を促していました。
現代では日本の場合は幼稚園、小学校の頃から校内マラソン大会や習字のコンクールなど、様々な場面でメダルが利用されています。
オリンピックと言えばメダルを想像するぐらい競技にはメダルは欠かせない表彰記念品、とも言えます。
メダルですが、メダイユ(Medaille)イタリア語のメダリア(Medaglia 小銭のこと)から派生した言葉であり、通貨の用をしない古銭の意であるとされています。
15世紀ごろ(ルネッサンスの頃)、事件や人物を記念する為に作られた記念碑を通貨と区別する為にメダイユと呼ばれ、芸術メダルとして産声を上げ、その後欧米各国に於いて芸術の一ジャンルとして確立していきました。
今日では古代ギリシャ・ローマの貨幣、中国の春秋時代の布銭、各種記念碑・賞牌を指します。
また、メダイヨン(Medailon)は奇抜な大きな(コインに比べたら)メダイユ、即ち大牌の事で、それを装身具の一種として呼ぶこともあります。
日本に於いてはもともとメダルの文化は無く、書道の時に使うおなじみの文鎮が、メダルに相当するものとして一昔前まで扱われておりました。
そんな由縁から、メダルを文鎮と呼ぶ場合もあったようですが、「牌」という言葉が正しいようです。